測量はどういったとき必要なの？

土地の正確な測量が必要になるときは、いくつかあります。借地権についても土地の上に建物を建てる権利ですので、相続などの時が土地の正確な面積が必要になります。
特に土地や建物を売却したお金で相続税を納税しなければならない時は必ず測量図が必要です。

土地の測量が必要になるとき？

最近では土地を売却するときには現地に境界標を示し、測量図には隣接している地主が確認したという印が必要になります。
測量の有無は正確な面積を出すだけでなく、売却がスムーズにいくかどうかという観点でも大切です。隣接する地主と揉めている土地を購入したいと思う人はほとんどいないからです。

次に、相続税などを現金で払えない時、土地を物納するときも測量が必要になります。測量の結果正確な面積と誤差がある場合は登記簿を直す必要があるからです。
そして、抵当権などを設定するときにも正確な測量が必要になります。土地や借地権の相続は、相続人で分割して持つこともできます。
相続人で分割するときにはきちんと正確に計算が必要になりますので、ゆえに正確な測量が必要になります。

新たに土地をもらうときも測量が必要

新たに土地を取得するときも測量が必要になります。高低差や面積などを正確に測量することによって、私道の面積なども法で定められたとおりにする必要がありますし、境界線があいまいですと将来の紛争につながることもあるからです。

また、誰か一人の土地であっても、多目的に使用されているときは正確な測量を必要とします。
たとえば、同じ土地であっても店舗や貸地、私道や自宅、そして自己が所有しているアパートなどいくつかの目的があった場合、相続税などでは用途別に税率が決まっているからです。そのため個々の目的の境界線をしっかりと定めておくことが必要です。
このように、土地を新規取得したり所有権や借地権を売却したりする際には、土地の正確な測量が必要になってきます。正確な測量をしていて、近隣の人の署名のある測量図の有無についても確認しましょう。